2017/10/30(月) 旅は6日目続き ☀ ~高雄
旅は6日目の続きです。
午前中は、台南での最後のグルメを楽しんだあと、午後に高雄へまた戻ってきました。高雄は、旅の3日目にも一泊していますが、高雄空港からの早朝・帰国便に間に合うよう、さらに一泊します。
前回は高雄駅近くのブティックタイプのホテルに宿泊しましたが、今回は気分を変えて、港近く愛河沿いの五つ星ホテルにしました。空港へのアクセスも良いしね。
ホテルがある場所は、高雄港の再開発によって生まれた高雄の新しい文化拠点にも近いので、あちこち探検してみましょう。愛河のナイトクルーズも面白そうだし、もちろん、高雄グルメも引き続き行ってみますよ。
実質、今回の台湾南部旅行の最終日ですから、貪欲に、午後からの半日をめいっぱい楽しむ予定。
14:35
台南駅からの「自強号」は高雄駅に定刻通り到着しました。
タクシーで本日の宿泊ホテルに一路向かいます。
● 高雄國賓大飯/Ambassador Hotel Kaohsiung
お部屋はかなりシックなインテリアです。壁と絨毯を寒色系の色にし、家具類は明るい木目調にまとめています。壁の色がダーク・グレーなので、上の写真では部屋全体がすこし暗く写っていますが、実際は、適度な色彩コントラストで、センスよく高級感を醸し出しています。
ソファーのビビッドなブルーがアクセントとして効いていて、イイですね。
ハーバービュー・ダブルをリクエストしてあったので、部屋のリビングコーナーの窓からは、愛河そしてリノベした港湾地区がバッチリ見えます。
部屋自体が変形したデザインのため、窓の開放部分は若干狭く感じますが、逆に、リビング部分については広く感じるよう工夫されています。
ミニバーコーナーも使いやすく、ビジネスデスクも機能的です。
バスルームは、独立したシャワーコーナーと広いバスタブが設置されています。
日本人にとってはうれしいセパレートタイプです。
お部屋NOは1411。
愛河が美しく見えるこのお部屋は、L字型のホテル建物のコーナーのまさにド真ん中。
間取り図を見ると、このお部屋がとってもいい位置にあることがわかります。
Taxi/ 高雄駅~ホテル < 120 NTD >
16:30
小休憩のあと、近年、高雄で人気急浮上しているという「港湾再開発地区」に行ってみます。
なんでも、高雄の現代アートを楽しめるトレンディーな文化拠点とか、楽しみです。
ホテルからTaxiですぐ近く。
駁二藝術特区
「駁二藝術特区」は、高雄港湾地区・第三ドックの後背地にあり、以前は倉庫として利用されていたエリアです。
この他、港湾地区には最近まで高雄市役所がありましたが、市役所の移転に伴い、地区全体の一体的な再整備が必要となり、老朽化したこの倉庫街も時代に合うようその整備対象となったとのこと。
再開発プランの推進にあたっては、高雄市文化局がリード役となり、新進気鋭のアーティスト達の自由で新しい発想・デザインと創作のパワーを借りながら、現代アートの文化スポットとしてリノベーションされることになったということです。
高雄市では今もっとも注目を浴びているエリアで、芸術家が集まるおしゃれな観光スポット、デート・スポットとして多くの人を集めています。
このエリアの入口付近には摩訶不思議な巨大オブジェがアチラコチラに点在していて、思わず写真を撮りたくなるアートが目白押し!
「駁二藝術特区」は大きく大勇倉庫群・蓬莱倉庫群・大義倉庫群という三つのゾーンに分けられていて、ここは、蓬莱倉庫群です。詳しくはこちらへ
哈瑪星台湾鉄道館
鉄道をテーマにした台湾初の鉄道博物館です。
この建物は2年の歳月を費やし、作業期間中300人を動員して作られました。
中でも台湾の鉄道網1083kmを再現したジオラマコーナーは、31種類のHOゲージサイズの模型車両が走り回るスケールです。
あっ!と驚くのは、照明によって朝になったり昼や晩の街並みも演出され、自強号とかが走り出し、このジオラマにいると台湾の24時間、もちろん鉄道の営業時間にも合わせて体験できるのです。その上、人のフィギュアも所々動き出すんです。びっくり!
こちらのアジア最大級を謳うジオラマの線路は全長2km・総面積100坪以上もあるそうです。台鉄の4大幹線中心に200ヶ所以上の情景が再現されているようです。
(情報はHPより)
さほど期待せずに入館しましたが、これは大変面白い!
鉄道ファンはもちろんのこと、そうでなくても惹きつけられます。
私たちは思わず小一時間、たっぷり時間をかけ飽きずに楽しみました。
一見の価値アリです、オススメ!!
あれっ、館内を出たところに、行列ができていますよ、何?
哈瑪星駁二線のミニトレインに乗車することができるアトラクションのようで、混雑していました。蓬莱倉庫群の中をレールが走っていて、約10分でグルっと一周走るできるようです。
特に子供には人気、もちろん大人も乗ることが出来ます。
この辺は、もともと港湾貨物線があったところ。
実際のレールが今でも公園の一部として再整備され、綺麗に保存されています。
先まで行くと「福徳正神」がありました。
そのまま少し歩いていくと・・
この電車は、今注目されているライトレールです。次世代の路面電車とも言われていて、「駁二芸術特区」のゾーンを繋ぐように走っています。
2015年10月から「軽軌」(LRT)という名前で一部開通していまして、2017年6月30日には駁二芸術特区に「駁二大義」駅ができ、高雄の新名所となっています。
我々が来たときは新区間の試験運行中で、ちなみに11/1までは無料で乗車できるとか??
ホームにいたら女子高生?が親切に教えてくれました。
このエリアには点々と古いビルが立ち並んでいますが、ビルの壁面は、どこも全面がアーティストの絵で覆われています。この景観もまたおしゃれですね。
さらに倉庫群も中に入れば、本屋さんや雑貨屋さんが隠れているんです。
大きな通りにはまたまた巨大オブジェが目を引くぅ~!
もちろん観光バスも近くの大型駐車場には停車していました。
これからますます目が離せない高雄の新名所としてウッチングしてきたいですね。
ここに来た時、初めに知ってたら、もっと効率よく回れたのにー!
このMAPは、できれば出入口などあちこちに、掲示してあったらいいのにね。
夕暮れになってきました。そろそろホテルに戻りましょうか?
愛河クルージングの時間がよくわからないので、直接チケット窓口に行ってみます。
何と言っても宿泊ホテルの前が愛河で、さらに愛河クルージングの乗り場もホテル前の道路を渡って、目の前なんです。
愛河クルージング
「愛河クルーズ」チケット売り場です。
愛河クルーズの「愛之船」は、約20人乗りの遊覧船でクルーズをします。
クルーズ時間は平日15時から22時で、所要時間は約25分です。
チケットゲット!次のクルーズスタートは、pm6:30発です。
時間までこの周辺を散歩しますが、思いのほか風が強く吹いています。
ここが「愛之船」の乗船する時のゲートで、階段を降りると桟橋にボートがつながれています。まだ数人しかこの周辺にはいませんよ。あれっ、
目の前に小さな公園があって、LOVEのオブジェ前でみんな並んでパチリッ!
みなさんクルージングするのかしら?
18:25
そろそろボートに乗り込み開始時間です。
10分前には15,6人が集まってきています。
欧米人もどこからともなく現れて・・
ボートには簡単な長椅子があって、好きな場所に座ります。
ドライバーは黄色の服の女性のようです。
ボートは予告もなくすっーと岸から離れて、いよいよ愛河クルージングのスタート!
今離れた岸あたりは、散策路の樹木や手すりにライトアップされていて、ブルーの色が川面に反射している様子がきれい!
上流に向かってボートは進み、途中から折り返し、今度は河口に向かっていきます。
両岸の色とりどりにライトアップされた夜景が河に反射し、この辺もゆらゆら輝いています。
船内では、スタッフが場所や景観の解説をされているようですが、中国語で話しているので、全然わかりませんでした。
オッと!ここが愛河クルーズの見どころ!
高雄大橋や中正大橋、七賢橋は刻々と七変化していくライトアップ!
目を見張る美しさで、圧巻です。
夜の漆黒の川面&空にぽっかり浮かんだように見える景観は幻想的でロマンチック!
上の写真の、L字型建物で屋上にブルーのライトが灯っているのが宿泊ホテルです。
愛河クルーズにはもってこいの場所でしょー。
愛河クルーズは、周遊30分程度で、あっという間の時間でした。
目の前に迫るような橋などの素晴らいい夜景を楽しめました。
そして気軽に乗れて、一人ほぼワンコイン強(日本円)で、こんなに感動を味わえるってことがいいですね、オススメポイントです。
愛河クルーズ < 300 NTD >
ボートから下船して、先程乗船前に見ていた青く輝くLEDライトで、美しくライトアップされた愛河散策路を少し歩いてみます。
愛河クルーズ乗り場近くには、龍の頭と魚の足を持つ伝説の動物のオブジェが光り輝いていて、夜景のランドマークとなってます。
高雄國賓大飯店/Ambassador Hotel Kaohsiungの夜の外観です。L字建物のちょうどコーナー窪みで、上層階にポツンと灯りが見えているお部屋が、我々の部屋かな?
ホテルに戻って14Fの私達の部屋の窓から愛河を見下ろした夜景です。
さっき見たランドマークの龍の頭と魚の下半身を持つオブジェも見えますね。
オブジェのすぐ右がクルーズ船の乗り場です。
少しお部屋で休憩したら、本日の夕食を食べに出かけます。
鶏伯焼酒鶏
鶏伯焼酒鶏は、ホテルから歩いたら20分弱で着きました。
途中、ちょっとだけ道に迷いましたが、無事到着。
夜なのでお店のエントランスがわかりにくかったですね。
このお店は1F入ったところは調理場なんです。
調理場が丸見えですよ、変わっていますよね。
お店に入ると、すぐに2Fへ案内されました。
着席したテーブル席は階段を登ったすぐのところ。2階の店内が見わたせる席です。
事前にホテルに依頼して予約を入れておきました。
このお店は人気店のようで要予約とのこと、でも我々が行った時間はまだピークの前だったようで、他にお客は2組だけでした。
では、では・・・まずはビールを注文。
お通しとして、ピリ辛の漬物のような一品が一緒にサーブされました。
さて、壁のメニューを見ながら、何にしようかな・・・
お店のスタッフが言うには、ここの名物料理は鶏、なかでも炭火で焼いた「鹽焗雞」という料理が人気だそうな。当然、私達もこれをオーダーします。でも量が多いので小さめの皿にしておけ、とのアドバイスも。
おお!来ました、来ました、鹽焗雞の半隻です。この一皿が「小」なんです。
これこれっ!これが噂の鶏なんですね。
炭火で焼いたお肉の皮目は香ばしくってパリパリ。そして、身はジューシーでとても柔らか~いぃ!!
美味い、いけるねっ。ビールにもピッタリ!
これは、キャベツの野菜炒めで、シンプルにさっと炒めただけの一品。
あっさり味で、パリッとしたキャベツがグッド!
そして、大好きなイカのすり身団子揚げです。
胡椒入り塩をちょっとつけて、アツアツ・ジューシーでいただきます。美味!美味しい。
〆には、迷ったのですが五目「炒飯」にしました。
これもシンプルなごく普通のチャーハンですが、ご飯はパラパラッとしていて後を引くんですね、これが。
さらに、噂の麺線も食べてみたかったのですが、もうここでお腹いっぱい。二人だとこれが限界です。残念!!
お店のピークはまだこれからのようで、食事が終わったあとでもお客はチラホラと席は空いていました。
それぞれのテーブル上の壁にはティッシュなどが備え付けてあるのがユニークですね。
店内の後ろには、熱沙店のようにドリンク冷蔵庫があり、缶・瓶ビールも置いてありました。
さあ、お腹はいっぱい、おいとましますか。
階段下のレジでお金を払いましょう。
階段を降りると、目の前がレジになっています。
ごちそうさまでした!
雞伯燒酒雞 < 800 NTD >
腹ごなしがてら、ここから歩いて、「六合夜市」に向かいます。
お店から5,6分程度のごく近場です。
● 六合夜市
ここから「六合夜市」の始まりです。今夜は月曜日の夜9時ごろです。
平日なのに結構賑わっていますね。
食べ物屋台が目白押しですね。
さっき夕食を食べたばかりなので手が伸びず、屋台はウォッチングするだけにしましょう。
香ばしそうな焼き鳥屋台。
次は、手作り餃子・酸辣湯屋台。ここは注文受けてから包むようですね。
焼海老屋台かしら?
この方達は道路に設置した円卓で酒盛り中。海鮮屋台のお客さんのようです。
ビール瓶が足元に何本も見えてますよっ。
食べ物屋の屋台の間に、パチンコや単純なゲーム屋台があって、お父さんと子供が一緒に遊んでいました。
六合夜市は、海鮮屋台が多いですね。
ここのは、伊勢エビ?ダイナミックな大きさとディスプレイが迫力ありですね。
また人が増えてきているような・・まだまだ六合夜市は眠らない!!
今日は高雄に着いてから目まぐるしいテンポであちこちに行きました。
明日は朝早い便で帰国なので、ホテル戻って、パッキングしましょう。
では旅の6日目は、この辺で。