大連-ソウル-台北 旅のきっかけと旅行プラン
陸マイラー活動で貯めたANA特典マイルがいっぱい余っているので、手近なところでアジアン・グルメ探訪の旅を企画、大連・ソウル・台北の3都市を訪れることにしました。
メンバーは、いつもの太&豆夫婦と心の3人旅。それぞれの街で、美味しいものを思いっきりお腹いっぱい食べつくすぞ、と観光は二の次で食べ物屋探訪を中心の日程を組みました。
あとで少しづつ書いていきますが、これが
いろんな想定外のアクシデントと重なり、とんでもない珍道中
になりました。
まず当初プランでは、いきなり大連に出向くのではなく、東京から大阪に場所を移し、天王寺のジャンジャン横丁と鶴橋のコリアンタウンで前夜祭で盛り上がったあと、翌日、関空から大連へ渡ることとして特典航空券を手配していました。具体的には、ANAのルールを目一杯活用し、次のようなルート&行程としていました。
○予約のルート;
東京・羽田出発⇒大阪伊丹着・24H以内乗継1泊・関空発⇒大連・途中降機3泊⇒ソウル・24H以内乗継1泊⇒台北・目的地5泊⇒東京・羽田着
○予約のクラス、必要特典マイル数;
エコノミー、レギュラーシーズン @23,000マイル x 3人 = 69,000マイル
近場で短時間の移動なのでエコノミーで十分だし、大阪を含め計4都市を回って3人でたった6.9万マイルで旅行できてしまう。我ながら何と効率的で素敵なグルメ探訪プランだ、と自画自賛していました。
ところがです。皆さんご承知のように、2018年9月に関西地方を襲った大型台風21号によって関西空港の連絡橋が破損し、数十日間に渡って関空での飛行機の離発着ができなくなってしまいました。私達が関空から大連への便を予約してあったのは9月10日の分、関空連絡橋が不通の事態となったのが9月4日。4日の時点では、ANAからは10日の私達が利用する便の運行については未定で情報がなく、ANA自体も情報収集や運行計画の練り直しでアタフタしているようでした。
ニュースなどから、関空の復旧にはかなり時間がかかりそうとのことだし、約1週間先の10日の私達の利用予定便にはどうも間に合いそうにない、早めに関空発を成田発の便に変更し席を確保したほうが良い、と判断。皆からの問い合わせが殺到する前の4日の夕方に、早速、ANAのプラチナ・メンバー専用デスクへ電話することにしました。(ちなみに、私達3人はみなSFCホルダーです)
電話に出たオペレーターは、『10日の便の運行をどうするかついては今のところ未定です。現時点で便の変更のご希望の場合は、ルート変更となりますので、今お持ちの特典航空券予約を一旦キャンセルし、改めて予約し直さなくてはなりません。その場合は、規定に基づきキャンセル手数料として一人3,000マイルを差し引くことになります。それでもよろしいでしょうか?』というではありませんか。
でも、ここで引き下がっては、自称・航空券マニアが廃ります。『事態は今こういう時だし、当方としても航空券のみならずホテルもすべて手配済みです。ANAさんも大変でしょうが、そこを何とか相談できませんでしょうか?予約の3人共SFCですし・・・』と下手に出ます。『では、上司と相談してみます。』のあと、しばらくして『今回は特例ということで、お申し出のルート変更をキャンセル手数料なしでお受けいたします。10日の成田発大連行きは、まだお席に余裕がございます。どのお席がよろしいでしょうか?』と嬉しい返答。
とりあえず、3人並びのエコノミー席を指定して一安心。この便は、関空発便がダメになって本格的に振り替えとなれば満席必至です。席が確保できて、ああー良かった、と胸を撫で下ろしました。
・・・・話はここで終わりません。
出発を控えた9月10日の前々日、何気なくANAのWEBサイトのマイページを見ていたら、出発便について変更があります、とのメッセージが。『何事ぞ』と、半分不安と半分期待で中味をみると、なんと、なんと、座席変更のお知らせで
ビジネスクラスへのインボラ・アップグレード
の内容でした。
やはり想像通り、関空便の運行不可で成田便へ振り替えとなったエコノミー客がいっぱいになり、まだ席に余裕のあったビジネスクラスにトコロテン式に押し出された結果、こうなったのでしょう。私達は、特典航空券利用の3人客で、しかも全員がSFC持ちなので、インボラの際、真っ先に対象になったと思われます。いずれにしても、これは怪我の功名というか、台風さまのお陰、ということになりました。メデタシ、メデタシ。
でも、今回の旅行で『想定外の出来事』は、こればかりではありませんでした。この出来事のあともいろいろあってとんだ珍道中になりましたが、それらは以降のブログで徐々にお話をしていくことにして・・・
それでは、驚き多く、楽しかった旅の一日、一日をどうぞご覧ください。
■ スケジュール 『大連-ソウル-台北』
<2018年>
9月10日(月)成田発ANA特典ビジネスで大連へ このブログ
9月11日(火)ロシア人街、天津街、中山広場を散策
9月12日(水)星海広場、市電202+201号線、満鉄陳列館
9月13日(木)大連から一晩だけのソウルを堪能
9月14日(金)ソウルから台北へ、龍山寺や寧夏夜市散策
9月15日(土)慈聖宮へ昼呑み、夕方は基隆の居酒屋で、台風も
9月16日(日)もう一度基隆を散策し昼呑みで一杯
9月17日(月)W台北無料宿泊、プール&信義新天地散策
9月18日(火)永春市場で豆漿の朝食&ホテルライフ満喫
9月19日(水)amホテルでゆっくりしブランチ楽しんで帰国
2018/9/10(月)旅は1日目 ☀ 成田⇨大連
今回は、行きが当初の羽田発大阪1泊、大阪・関空から大連へ渡る予定が、上に書いたような事情から、急遽成田空港へ利用変更になってしまいました。大阪での前夜祭の酒盛りがダメになり、また、空港も羽田発から成田発になり不便となりましたが、致し方ありません。台風で旅行そのものができなくなった可能性があっただけに、良しとしましょう。
成田までのアクセスは、久しぶりにスカイライナーにしました。
06:45
今日の東京は時々覗く太陽がキラッと光るようなお天気、朝から半袖でちょうどいい旅日和。
日暮里から乗車して成田に向かいます。チケットは事前にスマホから予約購入しました。
京成スカイライナー7号
日暮里 07:05発 ⇨ 7:48分成田空港 に到着します。以前より時間短縮していますね。近頃は成田空港利用の場合はほとんど車利用でしたが、今回は帰りの便が羽田空港到着なので、こんな時は便利ですね。
席についてチラチラ車窓を見ながらウトウトしていたら、
あっという間。
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07:53
成田国際空港の第1ターミナル南ウィング・出発ロビーに来ています。ANAカウンター近くで心と合流します。いよいよ「大連・ソウル・台北グルメ三連ちゃん10日間の旅」のスタートです。
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では、ANAビジネスカウンターでチェックインしセキュリティーチェック&イミグレーションを通過して、いつものように「ANAラウンジ」へ向かいます。
今日から10日間の無事を祈ってビールで「カンパイ!!」
台風25号の怪しい動きが気になるけど、美味しいグルメに会えますように!
早速、朝ごはんも軽くいただきます。
中華風のサラダ、ビーフン、いなりと海苔巻きサンドイッチなど、ちょっとずつ味見しながら食べてます。あっ、そうだ!忘れていました。
麺コーナーで当分食べられないラーメンとお蕎麦を注文しました。
小ぶりの少なめの量なので助かります。豚骨ラーメンにたっぷり紅生姜が合うんですよね!
ではそろそろゲートに移動します。
【NH903】 成田 10:10 ⇒ 12:15 大連
時間どおり9:45分に搭乗開始のアナウンス、今回は、インボラ・アップグレードでビジネスクラスでのフライトとなります。ラッキー
東アジアなど近距離の旅行の際はいつもエコノミー利用でしたので、果たしてどんないい事があるのか、楽しみ!
ビジネスクラスのスタッガードシートです。窓側1席と中央2席の横並びにしてみました。
フライト時間は3時間20分で長くないのですが、おしゃべりしながら快適に過ごしましょう。
10:30
ほぼ定刻通り動き出して、TAKE OFF!
約30分後安定飛行に入り、早いランチが始まります。
なにせフライト時間が短いですから・・
最初にスナックとビールで。
ヨーロッパ便とは違うし昼便なので、トレーに全部盛りでサーブされました。上の黒箱前菜にはちょっとずつ何種類もの一口サイスのおつまみです。下のお皿のメインには、煮物と焼き魚、ご飯の構成です。当分食べられない和食に感謝していただきます!
ビールの次にまたまた日本酒もいただいて上機嫌の太ですが、もうすぐ大連ですよ。程々に!
でも、近距離のビジネス便はヨーロッパなどの長距離ビジネス便に比べ、料理内容は違う(ちょっと貧弱だ)し、ゆったり楽しむといった感じも少なく、「ビジネス」の有り難みは薄い気がします。インボラUGをしてもらって言うのも何ですが、近距離フライトではわざわざお金や特典マイルを余分につぎ込んでまでビジネスクラスに乗るというのは、やはり躊躇してしまいますね。その分、回数多くエコノミーで旅行したほうが良いかな、という気持ちになります。
やはり、「ビジネス」を利用するのは、6時間以上のフライトで、料理もフルコースで、お酒類も時間を気にせず心いくまで呑んで、そしてフラットベッドで寝ていける・・・、そんなときに限ると改めて思いました。
● 大連/Dalian
ジャァ~ん!大連に無事に到着しました。大連は今回が初めてです。
なぜ、大連?
その答えは、昨年ANAを利用した際、機内で読んだANAの機内誌『翼の王国』の「海街・大連」という特集記事を見て一目惚れしてしまったからです。
惚れたのは、景色や観光スポットなどではなく、『大連の海鮮大紀行』で紹介された海鮮料理の数々。食い意地の張っている私達にとっては、ショックを覚えるほどの刺激的な写真ばかりでした。この記事を見た瞬間から、「近い内に絶対大連に行って、この写真にあるような海鮮料理をたらふく食べるぞ!」と心に誓ったのでした。
その記事を、以下にご紹介しましょう。
その大連に、今着いたんです。もう今からボルテージが上がって興奮状態。
さあ、行くぞ!
このあと大連1日目後半へ