■ スケジュール 『パレルモ編』
＜2018年＞
５月12日～５月15日 ナポリ滞在
５月16日～５月20日 シラクーサ滞在
５月21日（月）シラクーサからパレルモへ、高速バスで移動
５月22日（火）市内を巡り、夜はマッシモで『フィガロの結婚』
５月23日（水）近郊のチェファルーへ1 day トリップ
このブログ
５月24日（木）待望のアグリジェントへ1 day トリップ
５月25日（金）市場はしごで昼食、ノルマン宮殿
５月26日（土）州立考古学博物館、ヴィッチオ市場
５月27日（日）パレルモ⇒ナポリの戻りは夜行フェリーで
５月28日～５月30日 ナポリ滞在
2018/５/23（水）旅は12日目 ☀パレルモ ⇨ チェファルー
09：30
おはようございます。なんていいお天気なんでしょう！！
今日は郊外のリゾート・チェファルーの街へ1Dayトリップ、絶好のピクニック日和です。
滞在するアパート「アル・マッシモ」が入るマンションの管理人と朝の挨拶を交わして、駅へ向かいます。途中、バッラロ市場で夕食用の食材の下見と、市場内のカフェで朝食にすることにしましょう。
マクエダ通りのお土産の前に設置されたイタリアマンマの「顔出しパネル」でしょうか？
イタリアにもあるってこととマンマが料理している設定がグッドアイディア、面白いです。
バッラロ市場/Mercato Ballaro
ここはパレルモに3つあるマーケットのうち、最も規模が大きなバッラロ市場（Market Ballaro）。資料によると、イスラム帝国支配時代、約1000年前に始まったといわれる歴史ある市場です。
旧市街のど真ん中に位置し、パレルモ中央駅もすぐ近くです。トゥコリ通りからお店が並び始めジェズ教会の近くまで、距離にして１kmほど、市場通りがくねくねと続いています。市場通りの両側にはびっしり店舗が並び、普段の買い物の地元客のほか観光客も多く訪れる、パレルモ一の名物市場です。朝から夕方まで、活気ある声が飛び交い、一日中賑わっています。
Cafe Di Maria A
市場通りを歩いていたら、テラス席があるカフェがなかなか雰囲気良さげだったので、朝食はここで軽くいただくことにします。
たっぷりのカプチーノと大ぶりのクロワッサンがいい感じ。
クロワッサンにかぶりついたら、思いのほか美味しかった！
ごちそうさまでした。元気出るぅ～。
Cafe Di Maria A ＜ 8 € ＞
カプチーノ、クロワッサン
朝ごはんのあとは、夕食用に購入する食材をチェックしながら見て回ります。今買っちゃうと日帰り旅行の荷物になるしモノも痛むから帰ってから買うことにしますが、事前に目星をつけておけば効率よく買い物できるしね。
この市場は、新鮮な野菜や、鮮度いいお魚・エビ類、肉類、お惣菜など、お店も多く互いに競争しているから、買う方としても、食材の目利きの腕が問われます。
あっこれって、手作りチーズ？
まるでお豆腐のような雰囲気ですが、このお店のオリジナルチーズですって！見るからにふわふわで美味しそう。これは日帰り旅行から戻ったら、なくならないうち一番にゲットすることにしましょう。
鮮度のいい野菜が並んでいて、独特のディスプレイ！
可愛い！ひときわ目立ちますよね。
あらっ、お菓子屋台にはパレルモ女子ばかり！やっぱりドルチェが好きなのね。
そして魚屋台にある「シャコ」ミッケ、これも夕食用の候補にしましょう、帰りまで残っているかしら？
ヨーロッパの旧市内は市場がまだまだ生活に密着していて、毎日鮮度良い食材を今日食べる分だけ購入できることっていいですね。
さて活気あふれる市場を後に、パレルモ中央駅に向かいます。ここから駅まで歩いて３，４分、すぐそこです。
● パレルモ中央駅
駅に入るとチケット売り場が空いていました。
パレルモ ⇔ チェファルーの往復チケットを購入しました。
次のチェファルー行の列車は、11;38パレルモ発 ⇨12;34チェファルー着に乗り込みます。
パレルモ ⇔ チェファルー往復 ＜ 34 € ＞
まずは列車に乗り込む前にチケットにこの機械を通して時間を印字します。
そしてもうホームに来ているチェファルー行の列車に乗り込みましょう。
窓ガラスがあまり綺麗じゃないですね、もしかして窓は上下に開くのかしら？
乗客はそれほどいませんね。
一見お洒落な車内に見えますが、古い一昔前の列車です。
対面する４人席に座ります。チェファルーまでの所要時間は約50分。
チェファルーの地図など見て、車窓を見るともう次の駅でした。
駅を出た辺りから列車は海岸線と平行に走ります。
そうかぁ、遥か遠くはナポリ方向ですね。
車窓にうつる美しい海岸線が見ものですけど、もっとガラス窓磨いてほしい！
ウワァァァン、緑と海と海岸線とチェファルーの岩山が渾然一体となって写っています。
ワンダフル！
シャッターチャンス！でした。
● チェファルー / Cefalu
チェファルー駅に予定どおり12：30頃到着。約１時間の列車旅でした。
駅を出るとみなさん岩山方向に歩いていきます。後ろを付いていきましょう。
わぁぁ～！う・みだぁ～、海岸線沿いにあっ！という間にこのリゾートな眺め。
憧れちゃう白と青のストライプのパラソルぅ。
５月ですが、もう気の早い人たちは砂浜で肌を焼いています。
真夏の雰囲気ですが、海水に入るにはまだまだ肌寒く感じますが。
欧米人は肌をこんがり焼くことが異常に好きですよね。
ここからは岩山全景が見え、その周辺には昔ながらの街並み、そして弓の矢のような美しいアーチの海岸線が広がっています。
この旧市街はどの通りでも、路地でも、どこでもインスタ映えする街並み、通りの向こうは青い海だったり緑の岩山だったりと。
坂道のすてきな路地
Ristorante Kentia al Trappitu
お腹空いたので、混雑していない時間に、海岸に張り出たテラス席が人気のレストランでランチです。この季節はまだ風が冷たい日もあるので、残念ながら窓枠に透明なシートが張られていました。
岩の上のレストランのテラス席の景観は、googleで見つけた画像。
思ったよりもサバイバルなところにあったんですね、びっくりです。
今日のランチはビールでカンパイ！！
ブリュワリー・メッシーナビール醸造所「Birra dello Stretto」です。ちょっとレトロでお洒落なラベルが小気味いいし、絵になるし美味しかった。
このパン類も見た目もこんがりで美味しかった。
最初の一皿は、海の幸のカルパッチョ！
チェファルーはいい自然の良港と聞いていたので新鮮魚の盛り合わせ。
見たことのないエビで形もユニークです。何エビ？でしょうか。
次は、生牡蠣です。
さすがに天然生牡蠣は小ぶりですが、甘みがあっていけますよ。
そしてペスカトーレのリゾット。
貝やエビからのジューシーな出しが効いて美味しい仕上がりです。
テラス席は通りから入って通路を進んで２，３段下りた先にありました。
ランチはほとんどのお客さんはテラス席に座っていました。
海辺のリゾートランチ、ごちそうさまでした。
Ristorante Kentia al Trappitu ＜ 63 € ＞
海の幸のカルパッチョ、生牡蠣5pcs、ペスカトーレのリゾット、ビール大３，水
街を歩いているとリゾート地ならではのグッズが並んでいるし、洋服もカラフルで楽しそう。では、チェファルーのオススメスポットを巡ります。
● 中世の洗濯場
ここは海岸通りからカーブした階段を下りたところにありました。
山からの水が流れ出ていて、岩を削った洗濯板がある洗濯場です。
洗い場がいくつも並んでいて、昔の女性たちはここで井戸端会議していたのでしょうか？
絶えず流れている水はかなり冷たく綺麗な地下水です。
そして地下水は洗濯場を通り海へと注いでいます。
狭い石畳の坂道をフィアットが来るよっ！
この車かなり年季の入った型で緑色もイイネ。（車好きなもので・・）
● チェファルー海岸
チェファルーは城壁に囲まれていたので街のアチラコチラに昔の門があり、この素敵な風景が見える人気の門です。
石門をくぐると右手に砂浜のある綺麗な海水浴場で、右手はアーチ状の緩やかな海岸線はここまで、急に岩がゴロゴロの岩場が続くんです。その間にピアができています。
ピアには登ることができて、先端まで通路になってました。
振り返って海水浴場方向を見ると、
先程くぐった石門が見えまして、ベンチでのんびり休憩中やスマホ写真を撮っている人も。
そしてその上にはあの岩山が帽子のように見えます。
さらに右手にはインスタ映えする石造りのアーチが２つある壁、ここも人気スポット！
アーチの向こうは岩場につながっています。
左手の砂浜とは打って変わって岩だらけの海岸線です。
それにしても空の青色と海の濃い水色のコントラストが美し～い！
惚れぼれぇ～
● Bastione di Capo Marchiafave
路地の先のParrocchia S. Maria d’Itria e S. Giovanni教会の脇から入ると、海にせり出したテラスがあり、そこがMarchiafava岬。３方向見渡せる絶好の場所、ここもオススメスポット。
少し隠れた穴場的な場所なので階段に座ってゆっくりと休憩もイイネ。
とっても美しい海が、海岸線が、岩山が見渡せます。
・・
街をさらに歩いていると、パレルモのベレー帽専門店「La Coppola」がありました。
チェファルーには所々に個性的なお店もありました。
● SARAMA DESIGN CEFALU
このお店の商品デザインはすべてオリジナル。
細かい線でオリジナルなアートをモノクロで仕上げたデザインです。
ネコや魚、シチリアの３本足などをマグカップやクッション、トートバッグそしてTシャツなどが揃っています。
チェファルーに来た記念に可愛い円のデザインのTシャツをGET!
SARAMA DESIGN CEFALU ＜ 18 € ＞
● ドゥオーモ・デイ・チェファル
アラブ・ノルマン様式の大聖堂は、パレルモの大聖堂と同じく２０１５年には世界遺産に登録されました。西洋とイスラム・ビザンチン文化などが融合した建物です。
教会の内部もパレルモで見たのと同じような独特な雰囲気があります。
一段高くなった大聖堂はチェファルーのランドマークです。
階段下の広場など周りにはカフェやレストランが軒を連ねています。
・・
ではそろそろチェファルー駅に向かって歩いてきます。
大聖堂から見えた住宅に迫る岩山です。思いのほか迫力ある景観です。
本当は岩山には登ってみたい気もしましたが、結構ハードな道のりらしいのでここは無理せず断念しました。
ここでチェファルーの街の見納め、岩山が燦然と輝いていますね。ここだけ見るとあの海岸の海水浴場があんなに近くにあるとは思いませんよね。
コンパクトで美しい景観のあるリゾート地、素敵な訪問でした。
16：10
チェファルー駅に到着です。
駅は、やっぱり窓口は開いていなくて自動販売機での購入のみのようです。私たちは見込んでチケットを往復購入しておいて良かった！
時刻表を見たら次はパレルモ行き16：38です。
チェファルーの街にはたった４時間の滞在でしたが、盛りだくさんで充実の時間を過ごすことが出来ました。訪れてよかった、ハイッ。
それにしてもホームで待っている人がいっぱいで溢れています。
みんな列車が来るのをボッと立って待っている所。
待合室ってないの？座りたぁ～い
時間があったので、もう一度駅前から岩山を
パチリッ！
チェファルー！素敵な街でした！
では定刻どおりに列車が着いて、チェファルーを後に・・
チェファルー駅を出発した所の車窓風景です。
・・
そして５０分でパレルモ到着です、早かったね
帰る時に駅のチケットオフィスで、明日訪れる「アグリジェント」行のチケットを購入しておきます。これでひと安心！！
今から市場を通って、朝決めた夜ごはんの買い出し！
市場は夕方６時頃までよね、時間がないよ急げぇ～
・・
まだ開いているお店があります。よかったぁ～
最初はシャコを見に行こう！まだあるかしら？
売っていました！！
魚の屋台は半分ほどもうクローズしていたので、滑り込みセーフ！
これも朝見て食べたーいと思っていたので、売れ残りでしょうが、１個GET！
ヤギのフレッシュチーズです。次は野菜、スッキーニなどを購入。
そうこうしていると、どんどん店じまいが始まりあっという間に何もなくなって・・
ちょっと食材が足りないので、追加分はいつものスーパーへ。
バッラロ市場 ＜ 9.5 € ＞シャコ、生チーズ
スーパー ＜ 31 € ＞
赤ワイン２，牛ステーキ、オレンジ、スッキーニ、ニンニク、トマト、もも
19：45
帰ってから休憩しまして、さぁ家ごはんを作ります。
スーパーでは、トマトと牛肉とマッシュルーム、ビールを買っていました。
では手早くシャコゆでて～・・
5/23夜・家ごはん
今夜も家ごはん、赤ワインでカンパイ！！
市場からゲットしたフレッシュチーズと完熟トマト！
絶妙のふわふわチーズが後引きする美味しさ、トマトも完熟でコクがあっていい感じ。
ハ～イッ！シャコです！！食べたかったぁ～！！
殻を外すの面倒ですが、茹で加減も丁度良くって、わさび醤油でいただきます！
スーパーで購入のイワシ酢漬けはかなり塩辛いです。
スッキーニとマッシュルームはステーキの付け合せに。
今夜のメインディッシュはじゃ~ん、ステーキ！イタリアの牛肉の焼き加減はミディアム仕上げ！！
というよりも切ってみたらうまい具合にミディアムです。
ニンニクと塩コショウ、バターとお醤油でいただきます。
和牛よりも歯ごたえあるけど、味わいがあるお肉。
赤ワインがうまいっ！
今日も充実の家ご飯でした。ごちそうさまでした！
・・
後片付けの後、今夜もマッシモ劇場の見えるテラス席でゆったりと２次会を楽しみました。
ウワァァァ、贅沢なひととき！
そして旅も１２日目、美しいチェファルーのリゾート地を満喫した一日でした。
おやすみなさい。
